PINKFOX 強制収容13
「へへっ、早速ヤキいれられやがって・・(苦笑)」
護衛は彼女を歩かせながら挨拶代わりにケツを叩く。
美智子たちの部屋よりも更に上の上に上官、蜂の巣の上官室兼住まいがあるのだがらせん状に続く洞窟の
ような昼でも暗い石畳の階段を裸足・・・というか全裸で美智子はゆっくりと歩いていく。
(どんな男・・・なのかしら・・・・・・)
行いを見ると藤堂の比ではなく、人間の死をなんとも思っていないフシがあり、美智子はツバを飲んだ。
到着し護衛がノックし入ると恐ろしくだだっ広い部屋で、五十畳はあろうかという真ん中に蜂の巣はいた。
50程の小太りで如何にも女に弱そうな顔つき。
奥にはベッドがあり、あきれた事に彼自身もパンツ1枚な超ラフな格好。
が、この男がこの黒奇島の主であり、今まで何千人もの人を殺してきた変革者である事には間違いない。
油断はできないが彼女の中のいけない血が騒ぐ。
そう、今は学生時代の大人しい彼女に戻ってはいるが桃色狐と言われた産業スパイの頃、よくこんな中年男を
骨抜きにしてきたのだ。
変だ。
生きられない・・・全てを捨てて身投げして来たのに・・・彼女はこの蜂の巣を手玉に取ろう、と考えてしまうのは何故なのだろう・・・
「・・・・・ほうっ・・・・こりゃ綺麗で大人しい女だなぁうんうん(デレデレ)。真紀や敦美とは違うが普通っぽくて
いいじゃないか。ス、スタイルも・・・」
言うと蜂の巣は美智子の股間に目をやる。
「悪くない・・・(ヨダレ)」
(やだ・・・・・・)
内心美智子は嫌だったがおくびにも出さず深々と挨拶する。
「・・・美智子といいます。よろしくお願いします」
「美智子か・・可愛いなぁ。ん?で、お前は何をやってここに流されてきたんだ?」
「・・・産業スパイです。女・・を武器に沢山の政治家の先生や銀行の頭取を枕の上で騙して流されました・・」
「こりゃおもしろいっ!!み、美智子がスパイッ!!!怖い世の中だなぁっワッハハハっ!!!まあそれが
本当なら理由がつくがな。真紀はヤ○ザの組長の嫁、敦美は・・ああ確か敦美も産業スパイだったのだ。
気をつけろよあの2人は特に気が荒いからな・・・」
クス・・・と美智子は笑う。
「挨拶代わりにシバかれました」
両腕を後ろにやり両腿は内股の美智子。
(・・・可愛い女だなぁ。久々の上玉だわぃ。これだからトップはやめられんて・・・・ククク)
「お前たち、もう下がっていいぞ」
(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)
美智子は蜂の巣を虜にする決意をした。
それは・・・やはり・・・
生きたい・・・
から。
もう一度この島から脱出してリョウタたちやあの島の暖かい人たちや沢山のおじいちゃんやお兄ちゃんや・・・
あの島に戻って・・・一生奴隷でもいいから貧しくても仲良く幸せに暮らしていきたい、そう思ったから・・・。
思うと美智子はその場に正座した。
「・・・ど、どうした?」
「私は奴隷です。死ぬ覚悟で来ました。何でも言う事を聞きますから・・・ボ、ボロボロにされても・・・い、いいです(恥)!!」
言い切ると瞳をつむり照れてしたを向く美智子。
震えている。
(か!・・・可愛いっっ(歓喜)!!!)
媚を売る・・・女性には大顰蹙だが男でコレをやられたら中々平常心ではいられない。
わざとらしいとは思ってもその一生懸命さに結局男は心を許してしまう。
しかも美智子のようなけなげで大人しく真面目なキャラ。
嘘を見抜けなくて当然なのだ。
柄にもなく蜂の巣は固まる美智子をお嬢さん抱っこ(おいおい・・)しベッドに優しく寝かす。
そして美智子は目をつむったままで真っ直ぐに姿勢を直し、震えてつぶやく。
「す、好きにして下さい・・・ぁ・・・」
(な、なんて可愛いんだ・・・・くぅぅーっ!!!)
が、蜂の巣は元来芸のない男で前置きもなくいきなりバキュームキスをし、ドラ○もんのような両手で汗を
掻きながら乳をもみさっさと挿入してしまう。
それでも精力はあるので一晩で三回も美智子を犯し続けた。
彼女も最初は大人しげだがいざ事が始まると激しい淫乱マダムのようにみだらに腰をキュッ、キュッとふり、
「あ・・・いぃ・・も、もっとぉ(照)・・ハァハァ」などと生臭く激しく振舞う。
このギャップがまた男心をくすぐる。
情事が終わり簡単に蜂の巣は彼女の虜になってしまった。
だからといって彼女は変貌しない。大人しいままで変わらない。
これは゛素゛なのだがこの素直さが他の女には中々ない大事なものである事をスパイだった彼女は自分
プロデュースで知り尽くしていた。
寝転ぶ蜂の巣に抱きついたままの美智子。
子守唄のように蜂の巣がしゃべりだす。
「・・・昨日は50人一斉に殺したよ。20人は安楽死。注射器で毒を指せばそのままコロン・・・さ。後は銃殺と
拷問だ。美人はいなかったがいい男はいたぞ。気に喰わんっ!!殺してスッとしたよ。ワハハ」
聞く人間からすればちょっと・・・と言う話題だが彼からすれば日常の仕事なのだ。
美智子はあくまで顔色を変えない。
大事な事は初対面で決して聞かない。
ソレが目的である事を悟られてはいけない。
結局そのまま蜂の巣はゴーゴーいびきを掻いて寝てしまいやがて美智子もスヤスヤと眠りについた。
朝になり、起きると蜂の巣は広い部屋から見渡せる拷問場をリアルに眺めていたが美智子の起床に気づくと
言う。
「外へいく。ついて来い・・・そうだ、コレでもつけるか」
出されたのは銀のチェーンと大事な秘部を隠せるペンダントで真紀たちがつけていたもの。
が、美智子は首をふる。
「・・このままでいいです。気候もいいですし・・私は、私はいけない事をして流された」
物憂げそうに蜂の巣を見つめる美智子。
「奴隷ですから・・」
「・・・・・そうか・・・」
(なんと・・・純粋な子だな・・・・何故こんな子が産業スパイなぞできたのか・・・・・)
拷問場まで降りるとそこは彼女の想像を絶するひどさでまず異匂が鼻をつく。
「うっ!・・・・・」
広場は広いが十人以上の裸体の奴隷たちが大の字に鎖で吊るされ、半死状態の罪人もいる。
「基本は鞭で百発以上ぶちこみ、皮がめくれ血が出て肉が出、雑菌が入り死んでいくのだよ。もっとも
色んな拷問器具もあるがね・・・股裂き機や古代拷問器具の゛鉄の処女゛なんてのもある。あまり使った
事はないがな・・・ワッハハハハ」
よく見ると奴隷たちのお尻に美智子が押された焼印と同じものが押されている。
「銃殺や安楽死は一瞬だが・・・拷問はジワジワと来るからキツいだろうな。お前は・・」
チラと蜂の巣は美智子を見て言う。
「どれだろうかなぁ・・・それともいっそ私の妾になって生き残るか・・・クッククク・・」
14に続く